ニュース 電子 作成日:2013年9月10日_記事番号:T00045818
宏達国際電子(HTC)の王雪紅董事長は9日、今月1日に同社チーフデザイナーがスマートフォン用インターフェース「Sense」の新デザインに関する企業秘密を中国に漏らしたとして逮捕された事件について、「全ての従業員はわが子のようなものであり非常に心が痛む」と初めて言及した上で、「当社はいかなる損失も受けない」と被害がないことを強調した。また「今回の事件で幹部の交代は行わない」と明言。周永明執行長(CEO)についても「よくやっている」と称賛し、続投させる考えを示した。10日付工商時報が報じた。
あくまで強気の王董事長。HTCの株価は9日、一時過去最低となる122台湾元(約410円)まで落ち込んだ(9日=中央社)
また今回、機密持ち出しの依頼元が中国四川省の成都市政府ではないかとの疑惑が出ていることについて王董事長は「今回の件と成都市は全く無関係だ」と語った。
同社に最近、買収観測が出ていることについては「あり得ない」と述べ、その理由として「HTCはまず台湾ブランドであり、その上で世界のブランドでもある」と説明した。
王董事長はまた「近い将来、HTCは新たな旗艦機種を投入する」と明かした上で、「大陸(中国)のミドル・ハイエンド市場で少なくともシェア20%以上を目指す」と宣言した。
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