ニュース 電子 作成日:2013年9月10日_記事番号:T00045821
韓国のDRAM大手、SKハイニックスの無錫工場(中国江蘇省)で4日に爆発事故が発生した影響で、事故前に高まっていた市場在庫が一掃されたパソコン向けDRAMのスポット価格は数日間で約20%上昇した。今後の見通しについて業界では、「これまでの在庫水準上昇の原因は世界的なPC需要の不振にあり、今回の事故で供給過剰状態が一時的に解消したにすぎず、DRAM価格の上昇が継続するかどうかは末端需要の動向にかかっている」との見方が出ている。10日付電子時報が報じた。
なおハイニックスは7日、無錫工場について「一部生産ラインが復旧した」と宣言したが、設備メーカーによると復旧したのは被害を受けた単月13万枚の生産能力のうち3万〜4万枚で、全てのラインが再稼働するには3〜6カ月かかる見通しだ。
業界関係者によると、今回の事故を受けてDRAM調達に最も深刻な懸念が生じているのはハイニックスを主要調達先としているヒューレット・パッカード(HP)と聯想集団(レノボ)で、事故後、供給確保に向け奔走しているという。
一方、華碩電脳(ASUS)や宏碁(エイサー)といった台湾ブランドは2〜3カ月分のDRAM在庫を抱えているとされ、事故による影響はそれほど大きくないとみられる。
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