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聯成化学、独BASFとマレーシア進出へ


ニュース 石油・化学 作成日:2013年9月11日_記事番号:T00045838

聯成化学、独BASFとマレーシア進出へ

 化成品メーカーの聯成化学科技(UPC)は10日、ドイツの大手化学会社、BASFとマレーシア市場に進出することを董事会で決議した。現地の原料およびBASF工場を活用することで、主力製品の可塑剤、DOP(フタル酸ジオクチル)で東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国内におけるゼロ関税を実現し、同市場の開拓を図る考えだ。なお将来的には需要を見てBASFとの合弁工場設置も視野に入れる。11日付経済日報が報じた。

 BASFとの戦略提携について証券会社は、「ASEANプラス3(日中韓)」という自由貿易圏形成に対する対抗措置で、海外大手と手を組むことにより、売上高の70%を占めるDOP製品の競争力を向上させることが狙いだと指摘した。

 このほかUPCは中国・江蘇省泰州市で建設を進めていたポリ塩化ビニル(PVC)工場が先ごろ生産を開始した。同工場の年産能力は45万トン。台湾メーカーによる中国でのPVC工場設置は台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)の寧波プラントに続き2例目。