ニュース 金融 作成日:2013年9月12日_記事番号:T00045853
台湾の生保大手、国泰人寿保険が中国東方航空と折半出資で設立した「上海国泰人寿保険」について、東方航空は持ち株を譲渡し、事業から撤退する方針を表明した。12日付工商時報が伝えた。
東方航空は既に譲渡先を決定しているもようで、10月中旬以降に株式が譲渡される見通しだ。譲渡額は8億5,000万人民元(約140億円)が見込まれる。譲渡先の企業名は明らかにされていないが、同日付聯合報は上海市政府系の上海陸家嘴金融貿易区開発だと報じている。譲渡先の企業は、国泰人寿の増資を引き受ける意向を持っているとされる。
東方航空は、中国の国務院国有資産監督管理委員会(SASAC、国資委)から非中核資産を売却するよう求められ、上海国泰人寿の株式売却を決めた。
上海国泰人寿は中台合弁による初の生保会社として2004年末に設立され、05年初めに営業を開始。販売費用や拠点拡大で昨年まで8期連続赤字となっている。今年1〜7月は2,240万人民元の利益を計上した。資本金は12億人民元となっている。
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