麗緻集団（ランディス・グループ）の飲食事業、亜緻餐飲は11日、台中亜緻大飯店（ホテル・ワン）にパン・洋菓子「麗緻坊（リズ・ガストロノミー）」の中部旗艦店を出店した。北部以外への進出は初めて。12日付工商時報が報じた。
亜緻餐飲は、５年で５店舗オープンが目標だったが、今年一挙４店をオープンし、来年上半期に５店目を計画している。麗緻集団の徐儷萍・事業開発部総経理は、台湾高速鉄路（高鉄）並みのスピード出店だと述べた。
今年はまず５月に遠東百貨（ファーイースタン・デパートメントストアズ）の台北宝慶店に麗緻坊をオープンした。10月には杭州料理レストラン「天香楼」を太平洋崇光百貨（太平洋そごう）台北忠孝館11階に、フランス料理店「麗緻巴賽麗（ブラッセリー・リズ）」をATT4FUN（台北市信義区）に出店する。
徐総経理は、出店加速に伴い、数千万台湾元（１台湾元＝約3.4円）を投じ、新北市五股にセントラルキッチンを建設中だと説明した。９月末の稼働を予定しており、３ブランド・約12店舗まで対応可能だという。
亜緻餐飲の既存３ブランド・４店舗の2012年売上高は5,000万元以上だった。今年は８店舗に拡大し、売上高の倍増が見込まれる。
