百貨店の創業祭（周年慶）セールが今週から始まるが、各社は５月の母親節（母の日）商戦で売り上げが伸び悩んだ化粧品の販促に特に力を入れる方針だ。12日付工商時報が伝えた。
業界関係者によると、百貨店が取り扱う５大化粧品ブランド（ＳＫ－Ⅱ、エスティ・ローダー、ランコム、資生堂、シスレー）は、年間売上高の30〜45％を創業祭セール期間中に上げている。今年は母親節商戦の売り上げが前年並みにとどまったことから、通年での減収を回避するため、創業祭セールで10％程度の販売増を目標に掲げている。
このうち、ＳＫ－Ⅱは一定額購入者に対するプレゼント贈呈の最低金額を過去４年間の4,500台湾元から3,800元（約１万3,000円）まで引き下げた。エスティローダーは昨年に続き、正規品購入者全員にプレゼントの商品セットを贈るほか、メークアップ用化粧品では５割以上の割引販売を予定している。
