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台紙、ベトナムへの投資拡大


ニュース その他製造 作成日:2007年12月25日_記事番号:T00004587

台紙、ベトナムへの投資拡大

 
 ベトナムの将来性を好感する台湾紙業(台紙)は、正陽紙廠への増資(法定資本額2,500万米ドルから6,180万米ドルへ)に参加する他、傘下の子会社、倍祥国際(ケイマンV)とそれぞれ60万米ドルを出し合い、正陽の株主である黄寛利氏から120万米ドルで正陽株を購入する。これで台紙の正陽株保有比率は5.455%となる。台紙は単なる持ち株調整で、全体的な株主比率には影響せず、株主の権益を損なうこともないとしている。

 台紙は、ベトナムで100%出資して嘉富包裝と明富の両紙器会社を設立した他、現地台湾企業と合弁で同国に正陽を設立した。当初の計画では月産能力を1万トンとしていたが、同国の工業用紙の需要が持続的に伸びているため、既に供給不足となっており、規模拡大のための増資を計画している。

 また、台紙の子会社、倍祥国際は倍祥国際(ケイマンV)の株式総額2,280米ドルを売却することを発表しており、ベトナムでの戦略的パートナーを引き込むための資金と考えているとみられる。25日付工商時報が報じた。