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がん細胞の遺伝子修復メカニズム、台大研究陣が解明


ニュース 医薬 作成日:2013年9月13日_記事番号:T00045888

がん細胞の遺伝子修復メカニズム、台大研究陣が解明

 台湾大生化科学研究所の冀宏源助理教授(准教授)が率いる研究チームはこのほど、がん細胞が損傷した遺伝子を修復する上で、がん細胞内に存在する「Pif1ヘリカーゼ」と呼ばれるタンパク質が重要な役割を果たしていることを突き止め、科学誌「ネイチャー」に研究成果を発表した。13日付蘋果日報が伝えた。


がんは台湾でも最大の死因で、台冀助理教授(後左2)らは3年前に研究を開始した(12日=中央社)

 研究は米ベイラー医科大学、イェール大学と共同で進められた。今後はPif1ヘリカーゼの働きを抑制することで、新たながん治療薬の開発にもつながると期待される。

 Pif1ヘリカーゼは正常な細胞とがん細胞のいずれにも存在し、がん細胞ではPif1ヘリカーゼの働きを抑制すると、がん細胞のアポトーシス出現率が普通のがん細胞の10倍に達することが知られていた。ただ、Pif1ヘリカーゼががん細胞の遺伝子修復に果たす役割については詳細なメカニズムが解明されていなかった。