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東京五輪商機を好感、力鵬が染色工場再稼働へ


ニュース 石油・化学 作成日:2013年9月13日_記事番号:T00045890

東京五輪商機を好感、力鵬が染色工場再稼働へ

 力麗集団のナイロン大手、力鵬企業は12日、2020年夏季五輪の東京開催決定を受け、スポーツ衣料の需要の大幅増が見込めるとして、15年に第1染色工場(桃園県楊梅市)を再稼働すると発表した。13日付経済日報が報じた。

 機能性ナイロンなど特殊生地染色の受注を狙う。年産能力2万8,000~3万トン、オファー価格1キログラム当たり300~350元から計算すると、年産額100億台湾元(約340億円)が見込める。

 証券会社によると、染色事業の売上高は現在、年間1億5,000万~2億元だが、15年の稼働後は大幅に成長する見通しだ。

 郭紹儀董事長は、台湾の染色メーカーの多くが海外に移転していると指摘。楊梅工場の稼働後、ナイロン市場の商機を拡大したいと述べた。

 なお、同社の8月連結売上高は20億5,400万元で前月比1.7%減。1~8月は174億1,500万元で前年同期比1.3%増。上半期の純利益は5億6,100万元と黒字転換した。