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石油・化学
作成日：2007年12月25日_記事番号：T00004590
台聚のＨＤＰＥ価格、過去最高値に
三菱化学鹿島事業所の火災による操業停止や韓国のエチレン輸出中止などにより、エチレンの直物価格が１トン当たり1,330米ドルまで高騰している。このため、台湾聚合化学品（ＵＳＩ）は、エチレンを原料とする高密度ポリエチレン（ＨＤＰＥ）の価格（１月出荷分）を先週に比べ7.7％高い同1,600米ドルの過去最高値に引き上げた。25日付経済日報が伝えた。
世界的にエチレンの供給不足が表面化し、台湾の石油化学メーカーには、中国、東南アジア、南米などからの注文が相次いでいる。台塑石化（フォルモサ・ペトロケミカル）、台聚、亜洲聚合（ＡＰＣ）の台湾大手３社は12月の生産分が全量売約済みとなったほか、台塑石化は１月分まで売約済みとなった。業界関係者は、通常なら需要が高くない２月以降も現在のエチレン不足からみて、相場が強含むと予測している。
