ニュース 石油・化学 作成日:2013年9月14日_記事番号:T00045908
インドでポリ塩化ビニル(PVC)の需要が高まり、相場が上昇していることを受け、原材料となる二塩化エチレン(EDC)、塩化ビニルモノマー(VCM)の価格も強含んでおり、台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)、台湾氯乙烯工業(TVCM)、華夏海湾塑膠(チャイナ・ゼネラル・プラスチック)が恩恵を受けている。14日付経済日報が伝えた。
台湾区石油化学同業公会によると、インドのPVC自給率は50%前後にとどまっており、残りを輸入に依存している。台湾PVC業界は既にインド市場の開拓に成功しており、輸出量全体の半分をインド向けが占めている。中国のPVC需要が低迷する中、インドの需要増が業績を下支えしそうだ。
インドでは米国の量的緩和縮小観測で通貨ルピーが急落し、PVC需要への影響が懸念されたが、現在ちょうど雨季明けの需要期に当たり、9月のインド向け輸出価格は1トン当たり20~30米ドル値上がりした。このまま推移すれば、10月にも20米ドル(1.9%)程度の値上げが見込まれている。それに伴い、EDC、VCMの価格も連れ高が期待されている。
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