ニュース 電子 作成日:2013年9月14日_記事番号:T00045913
携帯電話用半導体の世界最大手、米クアルコムは、子会社クアルコムMEMSテクノロジーズ(QMT)の反射型「ミラソル」技術を採用した台湾のディスプレイ工場で人員削減を行い、提携パートナーを模索していると市場で観測が出ている。14日付経済日報が報じた。
市場観測によると、QMTは台湾でミラソル部門の10人余りを削減した。業界では、昨年末から離職が相次いでおり、会社としても人員削減を進め、規模を徐々に縮小しているとみられている。
クアルコムのポール・E・ジェイコブスCEO(最高経営責任者)は昨年の業績説明会で、QMTの次世代ミラソル技術を他社に移転すると話していた。
QMTは当初、正イ精密工業(フォックスリンク、イは山の下に威)と合弁で高強光電を設立し、11年に新竹科学工業園区(竹科)龍潭園区でミラソル工場を9億7,500万米ドルで建設した。その後QMTが量産工場は自社で建てると決め、クアルコムが高強光電の全株式を買い取った。
しかし、ミラソルディスプレイの主な応用製品、電子ブックリーダーは市場規模が縮小傾向にあり、スマートフォンではアクティブマトリックス式有機EL(AMOLED)や低温ポリシリコン(LTPS)液晶技術に押されている。このため、台湾ミラソル工場の縮小観測は意外でないと受け取られている。
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