ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

ハイニックス無錫工場火災、台湾勢にDRAM需要シフトか


ニュース 電子 作成日:2013年9月14日_記事番号:T00045915

ハイニックス無錫工場火災、台湾勢にDRAM需要シフトか

 韓国半導体大手、SKハイニックスの中国・無錫工場(江蘇省)が今月4日に起きた火災で稼働を中断したことから、DRAMのスポット価格が30%近く値上がりしている。同工場の生産設備は半数が破損したもようで、短期間での生産再開は困難とみられ、台湾勢を含む競合メーカーに需要がシフトするとみられている。14日付蘋果日報が伝えた。

 市場調査会社、集邦科技(トレンドフォース)傘下のDRAMエクスチェンジによると、火元はウエハー工場内の化学蒸着(CVD)工程部分で、機械が焼失したほか、濃煙でクリーンルームが汚染されたもようだ。DRAMエクスチェンジの郭祚栄アナリストは、復旧まで3カ月から半年、あるいはそれ以上を要すると予想した。その間はDRAM市場の需給に影響が出そうだ。

 郭アナリストは、サムスン電子や台湾の華亜科技(イノテラ・メモリーズ)に加え、威剛科技(Aデータ・テクノロジー)や創見資訊(トランセンド・インフォメーション)などメモリーモジュール業者が恩恵を受けると予想した。