旺宏電子（マクロニクス・インターナショナル）はＮＯＲ型フラッシュメモリーで米電気自動車（ＥＶ）ベンチャー、テスラモーターズのサプライチェーン入りを果たしたようだ。この市場観測に対し、マクロニクスはコメントを控えているが、自動車市場展開が一歩進んだと言えそうだ。14日付経済日報が報じた。
マクロニクスはこれまでに自動車のダッシュボード向け世界３位内のフリースケール・セミコンダクタにＮＯＲ型フラッシュメモリーが採用されている。マクロニクスの第２四半期の販売額にフラッシュメモリーが占める割合は63％で、自動車用ＮＯＲ型フラッシュメモリーは同９％だ。
自動車のダッシュボードや娯楽システムの電子化で、ＮＯＲ型フラッシュメモリー需要が増えている。業界関係者は、ＮＯＲ型フラッシュメモリーは粗利益率が比較的高く、いったん採用されると長期的に安定した受注が得られると指摘した。
ＮＯＲ型フラッシュメモリー大手、華邦電子（ウインボンド・エレクトロニクス）も自動車のダッシュボードや娯楽システム市場に進出しており、自動車用が第２四半期売上高に占める割合は２％だった。
