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民進党、立法院で馬総統の弾劾推進


ニュース 政治 作成日:2013年9月16日_記事番号:T00045920

民進党、立法院で馬総統の弾劾推進

 民進党の蘇貞昌主席は14日、立法院で馬英九総統の弾劾を目指す方針を明らかにし、与野党の立法委員に支持を呼び掛けた。15日付工商時報が伝えた。


蘇主席は、馬総統が違憲行為はないと考えているなら、国民党団に弾劾案を阻止させなくていいはずと述べた(14日=中央社)

 蘇主席は「権力の分立均衡という憲政の原理に基づき、国会(立法院)は総統を監督する機関であり、総統による立法権侵害に対して、国会は積極的な行動を取る必要がある」などと理由を説明した。

 蘇主席はまた、「馬総統は就任から5年間、国家指導者として国家的問題を解決する能力がなく、市民の苦しみに何も感じていない。既に職務を著しく果たしていない」と批判した。

 これに対し、国民党は馬英九派、王金平派を問わず、蘇主席が国民党の分裂で漁夫の利を得ることを狙っているとして、警戒感を強めている。国民党の廖正井立法委員は「蘇主席は憲政が危機だから馬総統を弾劾するというがそれは別問題だ。国民党の立法委員は団結しており総統弾劾はあり得ない」と述べた。

 国民党の羅淑蕾立法委員も「蘇主席は無茶をしないでもらいたい。蘇主席の目的は明白で、弾劾案が可決されることはない」と述べた。