ニュース 金融 作成日:2013年9月16日_記事番号:T00045929
イオンフィナンシャルサービス(本社・千葉県千葉市、神谷和秀社長)は13日、同社の台湾現地法人で、家電・家具などの分割払い事業を手掛ける台湾永旺財務服務、およびクレジットカード事業を手掛ける台湾永旺信用卡で、過去に不適切な会計処理が行われていたこと、および永旺信用卡の元役員による現金着服が明らかとなったと発表した。今回の問題がグループの連結経常利益に及ぼす影響金額は計約8億8,000万台湾元(約29億円)、うち元役員による着服は約8,300万元とされる。15日付工商時報が報じた。
イオンフィナンシャルサービスは金融持ち株会社への移行に向け、海外子会社を含めたグループの経営管理態勢を強化する過程で台湾法人による利息収入の過大計上、営業費用および貸倒引当金の過少計上などの不適切な会計処理が行われていたことを発見。さらに永旺信用卡の元財務担当董事による着服も判明した。
2002年に設立され、日系企業として台湾で初めてクレジットカード発行ライセンスを取得した永旺信用卡は、ここ数年、黒字経営が続いていたとされるが、金融監督管理委員会(金管会)関係者は「今回の粉飾決算問題を受け、経営状況を改めて調べ直す必要がある」としている。
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