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義美の期限切れ材料使用問題、4人を起訴


ニュース 食品 作成日:2013年9月16日_記事番号:T00045934

義美の期限切れ材料使用問題、4人を起訴

 今年5月、食品大手の義美食品(I-Meiフーズ)のシュースナック菓子「義美小泡芙(パフ)」に期限切れの材料が使われていたことが発覚した問題で、桃園地検署は14日、龍潭工場の翁仁慶・生産課長(36歳)など4人を生産記録の改ざんなど文書偽造の罪で起訴した。15日付蘋果日報が報じた。

 起訴されたのは、昨年5月に期限切れ材料の使用に気付いた黄凱亭・品質管理担当(31歳)と、その相談を受け、問題の生産記録を削除し、期限の切れていない材料で製造したと見せかける生産記録を作り直す判断をした翁生産課長および生産組長(34歳)、その偽造記録に署名した作業員(28歳)の4人だ。

 趙季堯・同社公共服務事務部主任は14日夜、今後の対応は弁護士に任せており、何も言えないと説明した。また、起訴された4人が同社に今も在籍しているかについても、「分からない」「勤務時間外なので確認できない」と語った。

 検察の捜査によると、同工場は2010年9月から12年8月にかけ、翁生産課長らの指示で、期限切れ分離大豆タンパク(植物性タンパク)を使用して義美小泡芙を生産していた。副工場長らは違法と認識していた。使用された期限切れ材料は約9万トンに上る。

 なお、「義美小泡芙」は人気商品で、押収された12万ケース(144万箱)以外の36万ケース(432万箱)は既に消費者が口にしたとみられている。