ニュース 社会 作成日:2013年9月17日_記事番号:T00045944
あさって19日は中秋節。台湾で中秋節の恒例行事と言えばバーベキューだ。この日は、台湾中の河川敷や海岸、公園、自宅の軒先などで肉を焼く煙が立ち上ることになる。しかし、家族や友人同士が楽しいひとときを過ごすこのイベントに対し、注意しなければ健康に害を及ぼす恐れがあるとして医師などから警告が発せられている。
光田医院の林淑雯栄養室主任がこのほど、バーベキューで人気の食材16種類についてそのカロリーを調べたところ、これら食材をすべて食べた場合、一度に4,100キロカロリー(kcal)を摂取することになることが分かった。
これは白米14杯分に相当し、すべて消費するには水泳なら5時間、ジョギングなら6時間、サイクリングの場合16時間かかるそうだ。
林主任の調べによると、人気食材のうち最もカロリーが高いのはサーロインステーキで、100グラム当たり400kcal。これに▽牛ショートリブ、80グラム当たり380kcal▽焼き鮭、100グラム当たり380kcal▽焼とうもろこし、1本当たり350kcal▽貢丸(豚肉だんご)、1串4個当たり330kcal──と続いた。
林主任はまた、バーベキュー食材は、高脂肪、高塩分、高コレステロールのものが多いと指摘。バーベキューをするに当たっての注意事項として、▽ソーセージやベーコン、ホルモンなど脂肪分の高い食材を食べ過ぎない▽肉をたれに漬け込む場合は塩分を抑えたしょうゆを使用したり、たれを水で薄める▽「こげ」には発がん性があるため、焼く時は食材をアルミホイルで包む──などを挙げている。
一方、台北市環境保護局は、昨年の中秋節前夜および当日は大気中の粒子状物質(PM10)が通常の1.7倍に上昇したと指摘。気管の弱い市民はバーベキューに参加しない方が良いと呼び掛けている。
また木炭は燃焼する際、一酸化炭素などの有毒物質が発生する可能性があるため、バーベキューを長時間続けたり、風通しの悪い場所で行うことは避けるよう注意を促している。
19日は貴重な4連休の初日。体調を崩してベッドの上で過ごすなどということにならないようご注意を。
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