ニュース 社会 作成日:2013年9月17日_記事番号:T00045946
新北市八里区のマングローブ群生地「挖子尾自然保留区」で最近、水面が赤く変色し、動物が死んだり植物が枯れたりする被害が出た。これに関連し、新北市環境保護局は16日までに、パソコン筐体(きょうたい)メーカーの昇鴻科技が工場廃水を違法に排出していたことが原因だったことを突き止め、同社に操業中止を命じ、工場登記証を取り消した。
新北市環境保護局は、悪徳業者が他にもいないか調査を続け、見つけた場合は厳重に処罰すると強調した(同局リリースより)
昇鴻科技が排出した廃水は、水素イオン指数(pH)が1.67と塩酸並みの強い酸性だった。
17日付蘋果日報によると、八里区の風帆埠頭(ふとう)付近の汚染状況は深刻で、赤い工場廃水がマングローブの湿地帯に流れ込み続けているほか、周辺ではムツゴロウやシオマネキなどの生息数が激減していることが分かった。
新北市環境保護局は、空撮による調査も含め、5日間にわたり陸と海から汚染源の特定作業を進め、工場約50カ所を実地調査していた。同局は昇鴻科技から色を付けた試料を実際に流し、廃水が自然保留区に流入していることを確認した。
昇鴻科技の謝汎鐸総経理は「廃水を流したのは1日だけだ」などと反論しているという。
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