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王立法院長への仮処分、国民党が抗告


ニュース 政治 作成日:2013年9月17日_記事番号:T00045947

王立法院長への仮処分、国民党が抗告

 国民党の党籍剥奪処分を受けた王金平立法院長に党員としての権利行使を引き続き認める仮処分決定が下されたことを不服として、国民党側の弁護士は16日、台北地方法院で抗告の手続きを取った。17日付自由時報などが伝えた。


台北地方法院に抗告手続きに出向いた国民党側の弁護士3人。法曹関係者は、通常は1~2カ月、遅くとも6カ月以内に裁定が下されると指摘した(16日=中央社)

 国民党は「政党内の事柄に裁判所は審判権を持たない」「王金平氏は既に立法委員としての資格を失っている」と主張。さらに、王金平氏の立法委員としての身分を抹消しない立法院に対し、行政訴訟を起こすことも検討するとした。

 国民党からの抗告について、王立法院長は「尊重する」とだけコメントした。

 一方、立法院は17日、新会期が始まり、王立法院長が引き続き職務を遂行し、議事進行を務めた。議場では王立法院長に対する国民党の処遇に野党・民進党が激しく反発し、江宜樺行政院長の辞任を要求するなど紛糾した。

 立法院では江行政院長による施政報告(施政方針演説)が予定されていたが、王立法院長は与野党折衝の実施を宣言し、本会議は休憩入りした。