ニュース 商業・サービス 作成日:2013年9月17日_記事番号:T00045950
大手求人求職サイト、104人力銀行が同社サイトに登録されている求職者の履歴データ8万件を盗み取ったとして同業の1111人力銀行を訴えている裁判で、このほど裁判所は1111人力銀行に対し、2万270件のデータに関して211万台湾元(約706万円)余りの賠償金を支払うべきとする二審判決を下した。同裁判は7年にわたり争われている。1111人力銀行は上告が可能だ。17日付工商時報が報じた。
104人力銀行は2006年、1111人力銀行の従業員4人が02年以降に複数の企業へ不法に侵入して104人力銀行のサイトにログインするためのIDやパスワードなどを取得し、同サイトの履歴データを盗み出したとして同社を告訴。データ1件当たり186元の経費および同社の名誉を毀損(きそん)したことに対し、1111人力銀行に1,488万元の賠償金を要求した。
一審で裁判所は370万220元の賠償判決を下したが、これを不服とする104人力銀行が控訴していた。
二審判決ではデータ1件当たりの賠償額140元とし、さらに従業員4人が104人力銀行と和解しており、既に賠償金72万元を支払ったことを考慮し、賠償額を一審より減額した。
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