ニュース 電子 作成日:2013年9月17日_記事番号:T00045964
液晶パネルメーカーが12月に年次保守点検を行うことで減産し、価格下落を抑えるとの観測がサプライチェーンの間で出ている。パネルメーカーの設備稼働率は85%以上の高水準が続いており、このままでは第4四半期も価格下落は避けられない状況だ。17日付工商時報が報じた。
観測によると、韓国のLGディスプレイ(LGD)は中秋節(今年は19日)連休期間に生産調整を行い、第4四半期はIT(モニター、ノートパソコン)用パネル生産を縮小する。友達光電(AUO)は12月から年次保守点検を順次行うとされる。
一方、AUOはこうした情報は聞いたことがないと表明。ただ、年次保守点検は工場ごとに時期を設定して毎年実施していると説明した。群創光電(イノラックス)は、毎年年次保守点検を行っており、時期は市場の状況を見て調整していると指摘した。
市場調査会社、ウィッツビュー・テクノロジーの劉陳宏・研究協理は、需要期のはずの下半期も上半期と同水準の出荷にとどまる見通しで、設備稼働率も高止まりしているので、パネル価格下落は年末まで続くと予測した。もし12月に減産が始まれば、来年1~2月の春節(旧正月)連休の生産調整で、価格下落は止まると予想した。
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