シリコンＩＰ（知的財産）提供業者、力旺電子（イーメモリー・テクノロジー）は16日、組み込み式マルチタイム・プログラマブル（ＭＴＰ）不揮発性メモリー「NeoMTP」技術をタッチパネルのマイクロコントローラーに応用することに成功したと発表した。17日付工商時報が伝えた。
従来のＭＴＰ技術では、フォトマスクを付加する必要があり、生産コストがかさむことが問題点だった。NeoMTP技術ではフォトマスクが不要となるため、コストを削減できるメリットがある。
NeoMTP技術は最先端の製造プロセスでの開発を優先しており、0.11マイクロメートル製造プロセスでの開発を終えた段階だ。証券業界関係者は、NeoMTP技術がアップルのiPhone次世代機種の生産チェーンに食い込むことができるとみている。
同社はまた、タッチパネルと液晶パネルのドライバＩＣを統合したディスプレー整合型ドライバＩＣ「ＴＤＤＩ（Touch with Display Driver Integration）」も注目を浴びている。
