ニュース 社会 作成日:2013年9月18日_記事番号:T00045971
台湾北海岸の景勝地、野柳地質公園(新北市万里区)のシンボル「女王頭」は、長年の風化作用で崩落の危機に直面しており、交通部観光局は台湾大学と共同で、来年にもナノテクノロジーを利用した保存措置を講じるための研究を進めている。18日付蘋果日報が伝えた。
女王の頭の形に似ている高さ8メートルの自然岩「女王頭」は、首に当たる部分が年々細くなっている。「首回り」は2006年の1メートル44センチから現在は1メートル26センチまでやせ細り、このままでは5年後にも崩落すると予想されている。このほか、地震の揺れでも崩れる可能性も指摘されている。
実験チームは、風化で生じた細かい粒子状の砂にナノテクを利用した薬剤を混ぜて岸壁に注入することで、岩石の強度を高めることに成功している。ただ、薬剤注入で岩石の色が変化してしまうなど克服すべき問題が残っており、女王頭への応用に向け、試行錯誤が続いている。
現地を管轄する北海岸・観音山国家風景区管理処は来年、インターネット上や現地での投票を通じ、ナノテクによる保存措置を講じることの是非を決定することにしている。
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