ニュース その他製造 作成日:2013年9月18日_記事番号:T00045979
製紙最大手の永豊餘投資控股(YFY)は17日、わらからパルプ原料となる繊維を抽出し、抽出後のわらでキノコ栽培を行う技術確立に成功したと発表した。来年にも中国の揚州工場(江蘇省)で同技術を採用したキノコの生産を開始し、農業分野への参入を果たす。また、農家との提携も視野に入れる。18日付工商時報が報じた。
わらをパルプ原料とする技術は以前から存在していたが、同社の当初の技術開発では、わらから繊維の抽出に成功したものの、抽出後のわらには活用方法がなかった。
揚州工場で開いた発表会で、永豊餘集団の何寿川会長は「わらは古紙よりもコストが低いが、全面利用できなければ、輸送費がかさむなど、経済効率はむしろ低かった」と新技術の意義を強調した。
揚州工場は今後、パルプ生産量を現在の日産200トンから400トンに増やし、さらに非木質繊維植物を原料とするパルプ工場を増設することで、将来的に1,200トンを目指す。
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