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ミドルエンド・スマホ向けパネル、サムスンの台湾調達急増


ニュース 電子 作成日:2013年9月18日_記事番号:T00045987

ミドルエンド・スマホ向けパネル、サムスンの台湾調達急増

 サプライチェーン関係者によると、世界の携帯電話ブランドがミドルエンド・スマートフォン重視の製品戦略に転じる中、友達光電(AUO)、中華映管(CPT)、凌巨科技(ジャイアントプラス・テクノロジー)など台湾の液晶パネル業界では、サムスン電子からのミドルエンド製品向け受注が急激に増えており、同クラスのパネルは年末まで好調が持続する見通しだ。18日付電子時報が報じた。

 今年の中国スマートフォン市場でシェア1位を獲得する可能性が高いサムスンは最近、台湾のパネルメーカーに対しWVGA規格のミドルエンドスマートフォン向けパネルを大量に発注しているという。ただ、パネル各社はいずれも「特定の顧客および受注についてはコメントしない」としている。

 元来、多製品戦略に長けるサムスンは、ハイエンド製品の販売が予想を下回っている状況を受け、ミドルエンド製品展開を拡大することでこれを埋め合わせる方針とされる。こうした中、サムスンと台湾のサプライヤーとの協力関係はより緊密化しており、液晶パネルや液晶ドライバICなどの分野で台湾メーカーが恩恵を受けそうだ。