ニュース その他分野 作成日:2013年9月23日_記事番号:T00046002
20〜22日にかけて台風19号(アジア名・ウサギ)が台湾の南海上を通過したことを受け、経済部工業局が調査したところ、同局の管理下にある全土61カ所の工業園区で浸水などの被害は出ていないもようだ。ただ、地方自治体や民間が開発した工業園区については調査の対象に含まれていない。22日付工商時報が報じた。
恒春半島で強風が吹き荒れ、屏東県車城郷は9本の電柱が風で倒れ、2,000戸が停電した(22日=中央社)
なお、中央災害応変中心(中央災害対策センター)によると、今回の台風による死者は0、けが人は12人となっている。けが人はいずれも金門県で発生しており、多くが倒れてきた街路樹に当たったというものだった。
このほか全土9万2,142世帯で停電が発生したが、きょう(23日)午後11時までに全面復旧する見通しだ。
台風19号については、約20年で2番目に強く、暴風域が広いなどとして警戒が呼びかけられていたが、風や雨量は予想されていたほどの規模には達せず「気象局が予測を外した」との批判も上がっている。これに対し中央大学大気系の呉徳栄副教授は「上陸しなかった上、台湾への影響が小さい進路を進んだため」と説明している。
ただ、台東県の河川、知本渓では堤防が決壊して住宅40戸が土石流に飲み込まれたほか、屏東県恒春鎮でも稲が水に浸かるなど一部で大きな被害を受けた。また台湾鉄路(台鉄)も20日早朝から北廻り線、花東線、南廻り線が相次いで運行を停止していたが、22日午前より順次復旧している。このほか中部を横断する省道「台8線」の白沙橋付近で土砂崩れが発生しており、復旧には27日午後5時までかかる見通しだ。
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