ニュース 建設 作成日:2013年9月23日_記事番号:T00046009
建設請負業者の入札に関する贈収賄事件を受けてストップしている台北駅周辺の高層ツインビル「双子星大楼」開発計画について、台北市政府捷運工程局の蔡輝昇局長は18日、郝龍斌台北市長が入札のやり直しは行わないとの意向を固めたことを明らかにし、市長による正式な承認を待って、前回の入札で次点だった中華工程(BESエンジニアリング)との契約に向けた交渉を進めると表明した。19日付工商時報が報じた。
同開発計画については、台北市政府の元財政局長、邱大展容疑者が当初優先交渉対象者となった太極双星国際開発の入札書類に事実と異なる内容が含まれていることを知りながら、偽造や隠匿を助け、同社に優先交渉権を取得させたとして起訴されたことを受け、入札を無効とすべきとの意見が強まっていた。
一方で蔡局長は、「中華工程は今後、さまざまな要求を提示することが予測されるため、最終的に契約を結ぶかどうかは分からない」と強調。捷運工程局も各界の意見を参考にする必要があるため、現時点で契約の成立時期については予定を設けていない。
これに対し中華工程の蔡維力総経理は、「当社は既に準備ができている」と語り、誠意を持って台北市政府との協議を進め、すみやかな契約、着工、完成を目指すと表明した。
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