ニュース 電子 作成日:2013年9月23日_記事番号:T00046014
カナダのブラックベリー(旧リサーチ・イン・モーション、RIM)は最新OS(基本ソフト)「ブラックベリー10」搭載機種で劣勢挽回を図ったが、販売が伸び悩み、大量在庫の減損処理を迫られ、第2四半期だけで10億米ドルに上る巨額の赤字を計上した。同社は40%(約4,500人)の人員削減や商品再編を進めており、台湾の受託生産業者にも影響が避けられない見通しだ。23日付電子時報が伝えた。
影響を受けると見られる台湾メーカーは、本体受託生産の緯創資通(ウィストロン)、キーパッドメーカーの閎暉実業(シリテック)、毅嘉科技(ICHIAテクノロジーズ)など。
特にブラックベリー向けにEMS(電子機器受託生産サービス)やODM(相手先ブランドによる設計・生産)を手掛けるウィストロンは最も打撃を受けると予想される。ただ、毅嘉科技やシリテックは既に受注先の多様化に努め、ブラックベリーが売上高に占める割合は10%前後にまで低下している。
なお、ブラックベリーの第2四半期の販売台数は370万台で、売り上げの大半は旧OS「ブラックベリー7」機種が占めた。このため、ブラックベリー10による起死回生は事実上失敗に終わった。同社は生産機種を6機種から4機種に縮小し、ハイエンド向けとビギナー向けの機種へと絞り込みを図る計画だ。
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