ニュース 電子 作成日:2013年9月24日_記事番号:T00046042
台湾積体電路製造(TSMC)は現在、ファウンドリー業界で唯一、20ナノメートル製造プロセス製品を提供できるメーカーとなっている。しかし最近業界では、サムスン電子が同プロセスの生産ラインを設置し、来年明けから出荷を開始するとの観測が出ている。背景にはサムスンが参加するIBMの技術開発アライアンスで14ナノプロセスの開発が遅れており、28ナノプロセスからの移行期間が長引くとの懸念が出ていることがあるもようで、事実とすればTSMCの20ナノプロセスにとって強力なライバルが出現することになる。24日付電子時報が報じた。
業界関係者によると、20ナノプロセスは28ナノプロセスの縮小版で、技術的難易度はそれほど高くないが、28ナノプロセスにおけるTSMCの優位を嫌い、同業他社の多くは20ナノプロセスの開発を放棄して一気に14ナノプロセスへの移行を目指している。このため20ナノプロセスは、引き続きTSMCが優位を保つとの見方が出ていた。
しかし、実際にはサムスンは既に20ナノプロセス技術を開発済みで、その上で28ナノおよび14ナノプロセスに注力してきたという。しかし、ここへきて同社は14ナノプロセスの技術チームを20ナノプロセスのサポートに回し、「Fab16」工場に生産能力3万枚規模の20ナノプロセスラインを設置すると観測されている。
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