ニュース 社会 作成日:2013年9月25日_記事番号:T00046048
自殺しようとしている同級生がいるとして、警察や消防に電話で救援を求めたものの、たらい回しに遭い、結局同級生が飛び降り自殺を図り死亡したとして、通報者の女性が行政の怠慢を告発した。25日付蘋果日報が伝えた。
通報者のCさんは新北市在住で、自殺した苗栗県在住のLさん(30歳)とは看護学校の同級生だった。23日午後9時ごろ、同じく同級生だったHさんがLさんから「母親とけんかした。明徳ダムで自殺する」と告げられたため、自殺を思いとどまるよう説得する一方、Cさんに協力を求めた。
Cさんは警察や消防に相次いで通報したものの、新北市政府警察局、新北市政府消防局は「管轄地域外だ」として取り合わず、苗栗県民ホットラインも「受理できない」と回答。実に11本の電話で対応を断られるかたらい回しに遭った。ようやく苗栗県消防局が通報を受理したときには、最初の電話から23分が経過していた。同局が捜索したところ、Lさんは24日早朝に明徳ダムで遺体で発見された。
Cさんは「警察も消防も1人の命を見殺しにした」と憤り、専門家も「官僚システムは管轄範囲以外のことに関心がない」と批判した。
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