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台北市政府、都市再開発促進で2方策


ニュース 建設 作成日:2013年9月25日_記事番号:T00046057

台北市政府、都市再開発促進で2方策

 台北市政府は24日、都市再開発の加速に向け「都市更新多元改善法案」を市政会議で決定した。「都市更新快速通関(ファストトラック)プラン」と「老朽住宅改築プラン」を導入し、土地所有者に新たな選択肢を提供する内容だ。25日付工商時報が報じた。

 快速通関プランは、土地と建物の所有者全ての同意が得られている土地について、都市再開発の審査をスピード処理するもので、市政府による審査期間をこれまでの通常案件の半分(6カ月)に短縮する。今年10月から実施する。

 老朽住宅改築プランは、築後30年が経過し、建物が4階以上、敷地面積が500平方メートルを超えているなどの条件を満たす老朽建築物が、▽駐車場を内部に設ける▽建物を道路から遠ざけるか、道路に面した部分を公衆に開放する▽建物の耐震係数が法定基準の1.25倍に達している——などの条件をクリアした場合、最高20%の容積率奨励を行い、都市再開発審査手続きを免除するものだ。着工には都市設計審議委員会で認可を得るだけでよい。実施は今年末を見込む。