ニュース 電子 作成日:2013年9月25日_記事番号:T00046062
デジタルカメラ用レンズ大手、大立光電(ラーガン・プレシジョン)は24日、鴻海科技集団(フォックスコン)傘下の同業、先進光電科技(アビリティ・オプトエレクトロニクス・テクノロジー)によって不当に企業機密を盗まれたと主張し、同社に対する仮差し押さえを台中地方法院に申請した。これに対し先進光電は同日、「当社の権利と名誉を守るため速やかに抗告する」と表明した。25日付経済日報などが報じた。
ラーガン側の弁護士によると、同社のエンジニアだった4人が2011年5月に離職した後、相次いで先進光電に入社(既に離職)し、在職期間中に特許2件を取得した。しかし、この特許を調べたラーガンは、この4人が同社の企業秘密を盗み取り、著作権を侵害したと判断。今年6月に智慧財産法院(知的財産裁判所)に訴えを起こし、さらに今回の仮差し押さえ申請に至った。
同弁護士は「これは産業スパイと同様の事件であり、機密情報の盗取、背任を訴えて民事、刑事両面で裁判を進める」と強調した。
一方、先進光電側は「ラーガンの主張の大部分は事実ではなく、具体的な証拠を示していない」と反論。指摘された2件の特許技術については「既に生産現場では使われていない」と説明した。
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