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HTC One mini出荷に支障か、Q3赤字転落の懸念


ニュース 電子 作成日:2013年9月26日_記事番号:T00046087

HTC One mini出荷に支障か、Q3赤字転落の懸念

 ロイターの報道を基に26日付蘋果日報が報じたところによると、宏達国際電子(HTC)は、8月に発売したミドルエンド旗艦機種、4.3インチの「HTC One mini」が金属筐体の供給不足で月20万台の出荷計画が達成できず、第3四半期に赤字に転落する可能性が高まっている。同社は市場の観測にはノーコメントとしている。

 消息筋によると、同製品の金属筐体の設計の難易度が高いことが主な原因だ。筐体を供給しているのは可成科技(キャッチャー・テクノロジー)と中国・比亜迪(BYD)。キャッチャー広報は25日、特定の顧客に関してコメントしないが、どの受注も計画通り順調に進んでいると表明した。

 台湾の産業アナリストは、HTCの第3四半期売上高は500億~600億台湾元(約1,700億~2,000億円)で、営業損失率は0~8%と予測している。下半期にはアップルの「iPhone5s」「iPhone5c」の他、ソニー、サムスン電子が新機種を投入して競争が激化するため、HTCは来年まで赤字が危惧されている。

 HTCは、3月発売のハイエンド旗艦機種「新HTC One」でも筐体など部品の供給不足により、英国など一部地域で発売延期を余儀なくされ、出荷が伸び悩んだ。