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タブレットPC低価格化、台湾メーカーの打撃拡大


ニュース 電子 作成日:2013年9月26日_記事番号:T00046088

タブレットPC低価格化、台湾メーカーの打撃拡大

 タブレット型パソコン市場は急激な低価格化が進んでいる。中国の低価格チップソリューション、および華南沿海での電子産業サプライチェーン形成が背景にあり、米国の大型量販店では45米ドルの7インチ製品まで出現した。26日付電子時報は、低価格化が市場規模の拡大につながる一方、タブレットPC製造の参入障壁の低下が中国メーカーにチャンスを生み、台湾メーカーに対する打撃拡大は避けられないと指摘した。

 タブレットPC市場は現在、マイクロソフト(MS)が先ごろ発表した第2世代「サーフェス」やアップルが10月に発表すると観測されている「iPad」新機種などハイエンド製品に大部分の注目が集まる一方で、アマゾン・ドット・コム、グーグル、サムスン電子、宏碁(エイサー)などが7インチ製品で低価格戦略を続行しており、ノーブランドメーカーはさらなる価格引き下げで応じざるを得ない状況だ。

 市場調査機関IDCの統計によると、第2四半期のタブレットPC世界販売台数4,510万台のうち、上位5ブランド以外が全体の39%と、昨年同期の26%から拡大した。ノーブランドによる低価格攻勢の成果がうかがえる。