ニュース 政治 作成日:2013年9月27日_記事番号:T00046097
王金平立法院長に対する国民党の党籍剥奪処分に対し、裁判所が党籍維持の仮処分を下したことを不服とし、国民党が行った抗告の審理が26日、台湾高等法院で始まった。魏麗娟裁判長は国民党に和解を勧告したが、同党は拒否した。抗告に対する裁判所の決定は来週にも下される。27日付自由時報が伝えた。
魏裁判長は「政治のことは政治的方法で解決すべきだ。双方が一歩ずつ譲歩して、円満解決を図れば、国内の対立や空転を避けられる」として和解を呼び掛けた。これに対し国民党の弁護士は、「党籍剥奪は企業の従業員解雇などとは異なる。司法は党籍問題の審判に介入すべきではない」と主張した。
一方、王立法院長の弁護士は「馬英九総統は国民党主席としての権勢を利用し、王院長の党籍剥奪を強力に主導した。既に権力分立の一線を越えており、憲政秩序に危害を与えた」とし、党籍処分の無効を訴えた。
国民党は同日夜、「現時点でそういう考えや計画はない」とし和解拒否を表明。馬総統も同党所属の立法委員に対し、「訴訟が既に進んでおり、すぐにやめるというわけにはいかない」と難色を示した。
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