ニュース 公益 作成日:2013年9月27日_記事番号:T00046099
馬英九総統は26日、台湾電力(台電)第4原子力発電所(新北市貢寮区)の稼働開始時期が固まらない以上、台電第1原子力発電所(新北市石門区)の廃炉は不可能だとの認識を示した。27日付工商時報が伝えた。
馬総統(中)は再生可能エネルギーにも全力で取り組むが、一気に置き換えることはできないと話した(26日=中央社)
馬総統は雲林科技大学での講演で、第1原発の廃炉時期を問われたのに対し、「政府は第4原発が稼働した時点で、第1原発を廃炉にする計画だったが、第4原発がいつ稼働できるかまだ分からず、第1原発を廃炉にすることはできない」と述べた。また、「台湾はエネルギーの98%を輸入に頼っており、いかなるエネルギーも安易には放棄できない」と指摘した。
これに関連し、立法院の国民党議員団は同日、原子力の安全性に関する完全な報告がまとまるまで、第4原発の建設継続の是非を問う住民投票は実施しないことを決議した。
第4原発では、第2段階の安全検査報告が来年6月にまとまる予定だが、その後も燃料棒装塡(そうてん)に関する第3、第4段階の安全検査が予定されており、現時点では安全検査がいつ完了するかめどが立っていない。このため、立法院内では住民投票の実施案をいったん廃案にすべきだとの主張もある。
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