ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2013年9月27日_記事番号:T00046114
台塑集団(台湾プラスチックグループ)は26日、ベトナム・ハティン省で進める大型製鉄所の建設計画について、現地に設立したフォルモサ・ハティン・スチール(台塑河静鋼鉄興業、FHS)の26%に当たる株式を外部に放出すると発表した。観測によると15%分を台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)の米国子会社、フォルモサ・プラスチックスUSA(FPC USA)が出資するほか、新日鉄住金も出資を検討しているとされる。これが実現すれば台プラにとって技術向上につながり、東南アジア市場開拓に大きなプラス効果をもたらすと見込まれる。27日付経済日報が報じた。
台プラのハティン製鉄所は2015年第1四半期に第1高炉の火入れが行われる見通しだ。これに向けて現在、同グループは鉄鉱石の自前の調達先確保に動いており、その資金需要に応じて今回、外部からの出資受け入れを決めたとみられる。
なお消息筋によると、FPC USA、新日鉄住金のほか、台湾企業も出資に参加するとみられている。
台プラ幹部によると今後、台プラ主要4社のFHSに対する出資比率を現在の85%から50%以下に引き下げる方針で、今回26%を放出した後、状況を見て再放出を行う。
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