ニュース 社会 作成日:2013年9月30日_記事番号:T00046130
王金平立法院長の検察幹部に対する圧力疑惑で、最高法院検察署(高検署)特別偵査組が捜査段階で立法院の代表電話を盗聴していた疑惑が野党・民進党の指摘で明らかになったことについて、特別偵査組の説明が二転三転している。法務部は29日、事件の真相を究明するため、調査小委員会を設置し、関係者の聴取を行うことを決めた。30日付蘋果日報が報じた。
窮地に立たされた黄検察総長。特別偵査組を廃止すべきとの世論も強まっている(28日=中央社)
これに先立ち28日には、特別偵査組の楊栄宗報道官(検察官)が「絶対に盗聴はしていない」と述べていたが、記者団の追及を受けて「盗聴令状を申請した後で立法院の電話であることを知った」と説明を改めた。これについて黄世銘検察総長は同日、「故意の盗聴ではない。報道官の発言が不正確だった」などと陳謝した。
これに対し与野党の立法委員からは、特別偵査組は職権を乱用した上で見て見ぬふりをしているなどとして、検察総長の辞任を要求する声が相次いで上がった。
王立法院長も「国会(立法院)を盗聴するというのは民主国家では考えられないことであり、真相が速やかに究明されることを望んでいる」と述べた。
蘋果日報の世論調査によると、黄検察総長の辞任を求める意見が68.53%に達した。
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