ニュース 社会 作成日:2013年10月1日_記事番号:T00046151
高雄港の光栄埠頭(ふとう)で展示中の巨大アヒルのオブジェクト「ラバーダック」が大ブームを巻き起こす中、これに続けとばかりに台北に「巨大クジラ」が姿を現した。これは今月、同市で開催される動物・昆虫をテーマとした展覧会で展示施設として使用されるもので、主催者からは「高雄のアヒルは外から写真を撮るだけだが、うちのクジラは中に入って楽しむことができる」と対抗心を燃やしている。
重さはラバーダックと同じく1トンに上るという(30日=中央社)
今回、巨大クジラが登場したのは今月5〜20日に開催される「紙風車台湾動物昆虫創意展」の会場となる台北市青年公園(万華区)で、このほど開幕を前に主催者の財団法人・紙風車基金会によって公開された。
この展示施設はマッコウクジラをかたどったもので長さ66メートル、幅15メートル、高さ12メートルと、本物の3倍の大きさがある。バスケットボールコート5面分の面積を持つという内部には一度に300人が収容可能で、入場者は口の部分からクジラの腹の中へ入り、海底世界を再現した展示を楽しむことができる。
実は、この「クジラ館」を制作したのは高雄のラバーダックと同じ巨蛋展覧(ビッグドーム)という企業。陳清江同社董事長は、「高雄のアヒルはオランダ人のデザインだが、クジラは正真正銘のメイドイン台湾だ」と強調。また「ポリ塩化ビニル(PVC)のアヒルに対し、クジラには防弾用の生地を使用し、耐久性と柔軟度を高めた」と説明した。
なおクジラ館は、大型送風機6台で24時間継続して空気を送り込んでようやくクジラらしい姿が形作られ、さらに内部に100点以上の展示物や空調設備などを運び込んで設営が完了した。
同展覧会にはクジラ館のほか、▽台湾動物区▽巨大動物・昆虫区▽インタラクティブ・ゲーム区▽深海魚シアター──などが設けられる。全家便利商店(ファミリーマート)で前売り券(200台湾元)を販売中だ。さて、ラバーダックを超えるブームを巻き起こせるか。
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