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特別偵査組の盗聴捜査、立法院司法委が即時停止を決議


ニュース 政治 作成日:2013年10月1日_記事番号:T00046152

特別偵査組の盗聴捜査、立法院司法委が即時停止を決議

 王金平立法院長の検察幹部に対する圧力疑惑をめぐり、最高法院検察署(高検署)特別偵査組が捜査段階で立法院の代表電話を盗聴していたことが明るみになり、立法院司法・法制委員会は30日、特別偵査組が現在進めている捜査と盗聴を即刻停止すること、および法務部が黄世銘検察総長を検察官評定委員会にかけるとともに、刑事責任を追及することを求める決議を行った。1日付自由時報が報じた。


立法委員による集中砲火を浴びる黄検察総長。特別偵査組の盗聴は、ニクソン米大統領が退陣したウォーターゲート事件よりも悪質との指摘も聞かれる(30日=中央社)

 司法・法制委では午後2時半から深夜11時まで、与野党27人の立法委員が黄検察総長と新任の羅瑩雪法務部長に質問を浴びせ続けた。立法委員からの相次ぐ辞任要求に対し黄検察総長は、盗聴は合法的に行っていたとの立場を強調した上で「違法行為があったのであれば辞任する」と語った。羅法務部長は「裁判所が有罪判決を下した場合、黄検察総長は辞任すべきだ」と述べた。

 羅法務部長はまた、政府機関は盗聴の対象になるべきではないとした上で、特別調査チームを組んで特別偵査組の今回の盗聴がどのように行われたのか真相究明に乗り出す考えを示した。