行政院主計総処が30日発表した労働市場に関する2012年調査によると、工業およびサービス業で昨年解雇された被雇用者は延べ９万8,000人で、前年比25.6％（２万人）増えた。離職者に占める割合は5.4％で、過去３年で最も高かった。１日付聯合報などが報じた。
一方、入職者は189万1,000人、離職者は180万9,000人と８万2,000人の純増だったが、純増数は前年の16万9,000人から半減した。
平均年収は63万6,328台湾元（約210万円）と前年よりわずか0.5％（2,952元）の微増にとどまった。11年の前年比4.5％（１万8,002元）増加と比較すると、昨年は景気回復力が弱かったことが分かる。
定年退職の平均年齢は12年末で57.3歳と前年比0.2歳上昇した。なお、▽05年、54.9歳▽06年、55.2歳▽07年、56.2歳──とここ数年上昇が続いている。
