ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

人気パン店でインサイダー取引、小Sの夫ら聴取


ニュース 社会 作成日:2013年10月3日_記事番号:T00046205

人気パン店でインサイダー取引、小Sの夫ら聴取

 人気パン店「パン達人手感烘焙(トップ・ポット・ベーカリー)」を展開する企業「生技達人」が赤字を計上したことを公表前に知り、親会社で上場企業の基因国際生医(ジノム・インターナショナル・バイオメディカル)の株式を売り抜けたとして、台北地方法院検察署は2日、インサイダー取引の疑いで、基因国際の徐洵平董事長夫妻、黄筱玲財務長、芸能人の小S(本名・徐熙娣)の夫、許雅鈞氏ら関係者5人から事情を聴くとともに、関係先を一斉に家宅捜索した。3日付蘋果日報が伝えた。


2日、台北地検に送検された小Sの夫、許雅鈞氏(左)。3日午前2時に200万元で保釈された(2日=中央社)

 調べによると、5人はインサイダー取引で6,000万台湾元(約2億円)の損失を免れた疑い。5人はいずれも容疑を否認しているという。小Sは人気バラエティー番組「康熙来了」に出演する人気芸能人。

 基因国際は昨年4月に生技達人の株式60%を取得。パン達人の人気上昇に伴い、株価は昨年9月の62元から今年3月には206元まで上昇した。しかし、今年5月からは赤字に転落。5人は5月から8月にかけて、基因国際株を大量に売り抜けていた。

 パン達人をめぐっては、「天然素材」をうたいながら、パンに人工香料を使用していたことが今年8月に発覚し検察が捜査を進めたところ、インサイダー取引の疑いが浮上した。