ニュース 石油・化学 作成日:2013年10月3日_記事番号:T00046212
台湾中油(CPC)の第4ナフサ分解プラント(高雄市林園区、四軽)が今月から45日間の大規模な点検補修作業に入る予定となっているが、同社主管は「エチレンは十分な備蓄があることから供給に問題は起きないが、プロピレンについては逼迫(ひっぱく)が予想され、現在対策を検討している」と説明した。これに対し3日付経済日報は「対策が講じられなかった場合、高雄市仁大工業区や林園工業区の川下メーカーに影響が及ぶ恐れがある」と指摘した。
CPC主管によると、四軽は本来、より早い時期に補修作業に入るはずだったが、川下への供給を考慮し、第3ナフサ分解プラント(高雄市林園区、三軽)に代わる新たなナフサプラントとして跡地に建設を進めている「新第3ナフサプラント(新三軽)」の稼働を待っている状況だ。なお新三軽は6〜7日に試運転を開始する予定だ。
四軽の年産能力は▽エチレン、38万5,000トン▽プロピレン、20万トン▽ブタジエン、5万8,000トン──となっており、同プラントが停止して備蓄がなかった場合、仁大・林園工業区の生産ラインは25〜30%の減産を迫られるとされる。
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