ニュース 電子 作成日:2013年10月4日_記事番号:T00046247
ノートパソコンODM(相手先ブランドによる設計・製造)業界では、今月顧客のブランドメーカーがマイクロソフト(MS)の「ウィンドウズ8.1(Windows8.1)」搭載の新機種を相次いで発売すること、およびノートPC市場を圧迫しているタブレット型PCの需要が伸び悩んでいることなどが要因となり、好調な受注を維持している。4日付電子時報が報じた。
同紙によると、ブランドメーカーが四半期別業績の引き上げを目的に出荷の前倒しを行うため、期末明けの1カ月(4月、7月、10月)は受託メーカーの出荷量が落ち込むのが通例となっている。
しかし10月は受託メーカーへの発注に落ち込みが見られず、各メーカーの中国工場では現在、国慶節連休にあるにもかかわらず、休暇は最多で3日、少ない場合は1日しか取れない状況となっているという。これはノートPCブランドが年末商戦での需要を諦めていないことを示し、最近悲観的な見通しが相次いでいる同業界にとって、一筋の光明となっている。
また業界の見通しが改善している背景には、ノートPC市場にとって最大の脅威であるタブレットPCの今年の市場成長率予測が従来の70%から50%に引き下げられた他、来年の成長率も25〜30%まで低下するとみられており、ノートPC需要への圧力が弱まっていることがある。
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