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台湾版「坊っちゃん時計」、台北市に寄贈


ニュース 社会 作成日:2013年10月7日_記事番号:T00046260

台湾版「坊っちゃん時計」、台北市に寄贈

 愛媛県松山市、松山観光コンベンション協会、松山慈祐宮(台北市松山区)の3者はこのほど、道後温泉駅前にある「坊っちゃんカラクリ時計」と同じ形の「松山・道後温泉幸福(しあわせ)からくり時計」を台北市政府に寄贈し、同区内の松山国民小学前に設置されることになった。


寄贈される「松山・道後温泉幸福からくり時計」。4.64メートルの本体は、動作時に5.44メートルとなる(松山市提供)

 贈られたからくり時計は、高さが台座部分を含めず4.64メートルもある大型のもので、毎正時に動作する。夏目漱石の小説「坊っちゃん」の主人公坊っちゃんとマドンナをはじめ、台湾の民間習俗の要素も取り入れ、媽祖なども登場する。

 松山市と台北市松山区は同名の縁で2009年から本格的に交流を開始し、11年の東日本大震災では、慈祐宮などからの義援金約3,000万円が松山市に預託され、宮城県南三陸町に届けられた。からくり時計は、慈祐宮から「友好の証しとして、記念になるものを台北市に贈ることはできないか」との打診を受けた松山市によるノウハウ提供で製作された。製作費約3,000万円は慈祐宮が負担した。

 初披露は13日午前に予定されており、からくり時計によるパレードなどが予定されている。

 台北市では11日から13日にかけ、野志克仁松山市長らが台北入りし、松山市や愛媛県との観光交流イベントが相次いで計画されている。11日には台北市の松山空港から愛媛県の松山空港へのチャーター便が運航される。