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中美和が高雄工場売却か、PTA市況低迷で


ニュース 石油・化学 作成日:2013年10月7日_記事番号:T00046270

中美和が高雄工場売却か、PTA市況低迷で

 台湾中油(中油)と英BPの合弁による高純度テレフタル酸(PTA)大手、中美和石油化学(CAPCO)が高雄市林園工業区の工場を閉鎖して売却し、台中工場に集約するとの市場観測が出ている。中油と中美和はともに観測を否定した。7日付工商時報が報じた。

 観測によると、中美和はPTA市場の大幅な供給過剰、市況低迷、製造工程の老朽化から、高雄工場の生産ライン5本の生産を2006年、12年と相次いで停止した。同社は資産の減損、維持費の負担などを考慮して7月の董事会で年産能力25万トンの生産ライン3本を売却し、2本は特殊用途製品の生産に充てられないか検討している。

 一方、台中工場は年産能力70万トンで、設備稼働率100%だ。