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HTCがQ3赤字転落、部品確保が鍵に【図】


ニュース 電子 作成日:2013年10月7日_記事番号:T00046281

HTCがQ3赤字転落、部品確保が鍵に【図】

 宏達国際電子(HTC)が4日発表した第3四半期の連結売上高は前期比33%減の470億5,000万台湾元(約1,560億円)、純損失は29億7,000万元で赤字に転落した。上場以来で初となる四半期ベースの赤字だ。バークレイズキャピタル証券は、第4四半期も赤字が続くと予測を示した。5日付蘋果日報などが報じた。

 バークレイズキャピタル証券は、指紋認証機能搭載で5.9インチ画面のOneMaxが大手や中国の競合から1~2カ月遅れの10月発売となって今年の販売台数が100万台にとどまり、その他ハイエンド機種の低迷を補いきれないと指摘した。同社全体の出荷は今年の2,200万台から来年2,500万台に増える見通しだが、市場シェアは世界、中国ともにわずか2%と予測した。特に来年からサムスン電子も採用すると予想される金属筐体やクアルコムの28、20ナノメートル製造プロセスのスナップドラゴン、ハイエンドの液晶パネルなど部品確保が出荷の鍵になると指摘した。

 シンクタンクの拓ボク産業研究所(ボクはつちへんに僕のつくり、TRI)は、中国市場では聯発科技(メディアテック)のプロセッサーを採用すれば業績が向上に転じるとの見方を示した。