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国民党の政争、商工団体が終結呼び掛け


ニュース 政治 作成日:2013年10月9日_記事番号:T00046311

国民党の政争、商工団体が終結呼び掛け

 6大商工団体の代表者は9日、王金平立法院長と江宜樺行政院長をそれぞれ訪問し、馬英九総統が王金平立法院長の政界追放を狙って発動した政治闘争を終結させるよう呼び掛ける。6大商工団体は8日共同記者会見を開き、立法院と行政院が協力し合えないままならば、今年の経済成長率は1%台の確保さえ実現困難になると強調した。9日付工商時報が報じた。


中華民国全国商業総会(商総)の張平沼理事長(右4)は、政治の硬直化をほぐす責任が誰にあるか「皆分かっているはず」と述べた(8日=中央社)

 中華民国全国工業総会(工総、CNFI)の許勝雄理事長は、商工団体は政治に介入しないが、台湾が安定しなければ進むべき方向が見えないと訴えた。

 商工団体の提言は、▽政治的対立をやめ、経済重視に戻す▽冷静に話し合える場として国是会議を開催する▽立法院の正常化で民主的メカニズムを回復する▽緊急を要する法案の審議は与野党でスケジュールを組む──など。

 王立法院長の検察幹部に対する圧力疑惑に関連し、馬総統は政界追放を画策したが当面は失敗に終わっている。検察当局による違法な盗聴、捜査内容の漏えい疑惑も浮上し、立法院は9月17日の会期入りから事実上の空転が続いている。