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安倍首相、台湾のTPP加盟を支持


ニュース 政治 作成日:2013年10月9日_記事番号:T00046312

安倍首相、台湾のTPP加盟を支持

 インドネシア・バリ島で行われたアジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議に台湾代表として参加した蕭万長前副総統は、安倍晋三首相と約40分にわたって会談を行った。その際、安倍首相は環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への台湾の加盟と、日台間の経済協力協定(ECA)締結に向けた交渉継続に支持を表明した。日本の首相が自ら日台間の経済協定に支持表明を行ったのは初めてだ。9日付工商時報が報じた。


安倍首相(右)と固く握手する蕭前副総統(左)。安倍首相は自身のフェイスブックで「東日本大震災の際の台湾の人々の支援にお礼を申し上げ、これからの日台関係の関係拡大深化について話し合いました」とコメントした(8日=中央社)

 蕭前副総統は馬英九総統に代わり、尖閣諸島(沖縄県石垣市、台湾名・釣魚台列嶼)周辺海域の漁業権を規定した「日台民間漁業取決め」締結に謝意を示した他、2020年の五輪開催決定に祝意を述べた。また、安倍政権の経済政策「アベノミクス」は、日台間の安定した経済関係維持に好影響を与えていると評価した。

 なお、蕭前副総統はAPEC終了後の記者会見で、「機が熟し、条件が合えば、総統がAPECに出席できる日が来ることを望む」と述べた。